怒涛のアイユーブ朝

以前、シナリオコンテストで入賞したときにSE版の解除キーをせっかくいただいたのですが、パソコンが壊れてしまって紛失してしまいました。なので、私の環境ではテストプレーができません。「蒼き狼」シナリオをどれくらいの人がプレーしてくれているのか分かりませんが、プレー報告は貴重で嬉しかったりします。

自分でプレーしてないので、意外なところでバランス調整が必要なことに気がついたり、「こうしたイベントがあったら面白いな」と気づかされることが多々あります。今回は、本家の掲示板に掲載されていたプレー報告を引用したいと思います。
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とても難しい。イングランドでやれば、ムワッヒド朝アイユーブ朝が、フランスでやればアイユーブ朝が、ノルウェーでやれば、ムワッヒド朝アイユーブ朝とクマン族が、ビザンツでやってもアイユーブ朝が・・・。どこにいってもイスラムがいます。特にアイユーブ朝は強すぎ。でも、アイユーブで安易に統一ではつまらない。

アジアでは鎌倉政権と平泉主従では天下を取りました。でも、欧州か、イスラム・モンゴル・日本・クマン族以外で天下を取りたい。皆さんの中で、イスラム・日本・クマン族以外で天下を取った方はいますか?

うーん、やはりアイユーブ朝ムワッヒド朝、クマン族が強すぎるみたいですね。いずれも資料不足で統一勢力となっているため、物量で攻めてくるようです。今のところアイユーブ朝の分裂イベントとクマン族の分割化は考えてます。あとは、ムワッホド朝をいかに弱体化させるかですね。ひとつの案としてはイベリア半島を統一したら、侵攻をやめさせるというのも良いかもしれません。

旧バージョン、フリーでの体験となるが、イングランドやフランスなら、アイユーブが来る前に宿敵倒して、ヨーロッパ周辺を支配できると思う。西に勢力伸ばしてムワッヒドを叩き、アイユーブの側面を突く戦略も使える。アイユーブの侵略速度にもよるけどね。ビザンツは悲惨だね・・・アイユーブと同盟国に従属するのが一番かな。ビザンツはよい武将がいないから、従属する前にモンゴル周辺の智謀の高い武将や義経を取り込みたいところだが。クマン族はアイヌ系だから、同名結べば不戦破棄してくることは無かったと思う。

なるほど、極悪なゲームバランスでも対処法ってあるものなんですね。ビザンツ帝国はいずれ飲み込まれる運命なんですね。さらに極悪なことにコンスタンティノープルが陥落すると、ビザンツ帝国が分裂し地方政権が樹立される歴史イベントの搭載を考えてます。と考えていたらこんな猛者が、

マリンケ族でクリアしました。地中海にでるまで10年かかった・・・

アイユーブ同盟勢力に従属・独立の繰り返しです。神聖ローマ帝国でやったときは、アイユーブとの接点を1箇所にして、そこで不退却ハメで一気に戦力を削りました。武将さえいなければ大国も怖くありません。もっとも、拡大スピードを上げて国力を上昇させておく必要がありますが。

義経主従でプレーしたら鎌倉政権にあっという間に揉み潰された私には到底できない芸当です。マリンケ族などの少数民族には歴史イベントがほとんどないので、何か飽きさせない工夫が必要かもしれません。

英仏のどちらかでのその作戦は微妙ですよね。確かにタイミングさえあえば何とか凌げるような気もしますが、英で3度、仏で2度挑戦して、どれもムワッヒドを倒している最中にアイユーブがやってきました。ビザンツはおっしゃる通り、かなり悲惨でした。もう一度・・・、英仏のどちらかでやってみようかな。

恐るべしアイユーブ朝サラディン死去のダメージを大きくしないといけないですね。でも、現状のシステムでは分裂イベントって組みづらいんですよね。初期状態で軍団を設定できて、軍団ごとの分裂なんてことができればいいんでしょうけれども。今後の発展に期待したいと思います。ポルトガル王国でのアイユーブラッシュの対処法は、

少し弱めのヨーロッパ国でアイユーブに勝てるかどうか実験。ポルトガルでプレイ。マリンケ族より断然強国ですが。ムワッヒドを滅ぼしながら南下を進める。北エジプトに進出してアイユーブと決戦。(ビザンツシチリアが崩壊寸前でポルトガルに従属志願)。セルビアが邪魔してハンガリーとアイユーブが戦ってくれない・・・。そのため、一対一に状況下に。東地中海に10万の兵でアイユーブをけん制しながら、ビザンツをおとりに空城を攻略。1200年には、アイユーブの石高を抜く。途中だけど感想としては智謀の高い武将がいなく奇襲を多く受けてしまったので、辛かった。意外とイギリス・フランスより楽だったかもしれない。カスチラならかなり楽なのかな。
もう少し検証してみます。

だそうです。ポルトガル王国などのイベリア半島キリスト教国は当面はひたすら南下していけばよいので、敵に囲まれているイングランドやフランスよりはやりやすいみたいですね。では、以下、そのフランス王国でのプレー。

石高の高いロンドンを落とすために、カン、イギリス海峡サウサンプトン、ロンドンとつり出しを駆使して落とす。これで、80万石近くに。雪の撤退もありましたが、開始2年以内で可能でした。その後は南下、壁になる神聖ローマを残しながら。カチスラが死なないうち(トレドを奪われないうち)に地中海からイベリアに侵入。このとき1192年 アイユーブもフランスも150万石前後。

いずれにしてもアイユーブ朝の拡大に負けないだけのスピードが必要のようです。宿敵のイングランドを潰してから南下をしなければならない分、時間はかかりそうです。もっと絶望的な状況にあるシリアのエルサレム王国は手に汗握ります。

エルサレム王国でクリア。特色はアイユーブと宿敵関係、かつ隣接している事。最初から港があり、周辺のシリア・エジプトは豊かですが一部を除いて進出はまず望めないため、指をくわえて北上するしかありません。したがってアイユーブ朝と同盟しており、またエルサレム王国と宿敵関係になく、また攻略対象の勢力と同盟を結んでいない勢力に延々と流浪従属し続けることになります。

最重要ポイントはアイユーブのヨーロッパ進出速度を停滞させ、また貧弱な国力の増強を図るため(エルサレム王国に許された侵攻ルートは貧弱貧困の一言に尽きます)にもなんとしてもアイユーブ朝より先にコンスタンティノープルを陥落させる事。アイユーブ朝はバカみたいに兵力の増強を行うのでまともにぶつかれば勝ち目はありません。時間との勝負になります。

テンプル騎士団領を横取りされないように陥落させ、次にキプロスやアンティオキアあたりを手に入れルーム・セルジューク朝領を西へ進み永遠の都コンスタンティノープルへ驀進。この時黒海方面へも兵を向けるのが大切です。そしてコンスタンティノープルヴェネツィア・ロンドンを繋ぐイメージの線上に進出し、アイユーブ朝の侵入を断ちます。入れさせなければ勝ちなのです。その頃に黒海から北上させた連中がフィンランドに達していれば、その包み込んだ地域を併合。

ここまで来れば、アイユーブ朝に後ろからちょっかいを出す程度の国力は備わっているはずです。アイユーブ朝が西方を征服し尽くし、東に目を向けたらチャンスです。直ちに意に添わぬどこぞとの従属やらは破棄しシリア、エジプトを攻撃します。ここで最初に辛酸をなめた周辺環境が生きてきます。即ちさっさとエジプト北部とシリアを陥落させればアイユーブ朝がヨーロッパ、アフリカ地方を救援する事が非常に困難となり、またはアイユーブ朝の兵力は分断されます。

こうして怨敵のアイユーブ朝を滅ぼせば大体石高も一位になっているはず。

凄いです。自分でプレー日記などを書いてみたいのですが、攻略テクニックを全く知らないため難しそうです。仕方ないのでプレーヤーの皆さんのプレー報告を聞いてワクワクしてます。