2010-01-01から1年間の記事一覧

伴野朗『大航海』

俄然停滞の一途を辿っている「戦国史」ですが、資料収集だけはコツコツやってます。元末明初あたりを勉強しようとして、『明史』から手を付けてます。明史 (中国古典新書続編)作者: 川越泰博出版社/メーカー: 明徳出版社発売日: 2004/10メディア: 単行本 ク…

小前亮「蒼き狼の血脈」

小前亮「蒼き狼の血脈」を購入しました。主人公は、ジュチの子バトゥ。 チンギス・カンの長子ジュチの子でありながら、父の出生疑惑を理由に後継者候補からはずされたバトゥは、暗闘を繰りひろげる一族に背を向けひたすら帝国の 拡大に力を注ぐ。モンゴル高…

石川雅之『カタリベ』

「もやしもん」でブレイクした石川雅之さんですが、個人的には歴史物を描かせたほうが良いのではないかと考える。『カタリベ』は日本の南北朝時代の倭寇の活動を描いた良作。カタリベ (SPコミックス)作者: 石川雅之出版社/メーカー: リイド社発売日: 2006/03…

久慈光久『狼の口 2』

あいかわらず救いの全くない絶望的な物語が繰り広げられていく。スイスの独立蜂起を抑制するためにアルプス山脈に設けられた凶悪な関「狼の口」。狼の口 ヴォルフスムント 2巻 (ビームコミックス)作者: 久慈光久出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 20…

兵士増加イベント

某掲示板で『蒼き狼』について以下のような指摘をもらいました。 蒼き狼の0.336やってるんだが、兵士増加のイベントは不味くないか? 優秀な当主がいるとこだけジャンジャン増えてくから手がつけられなくなる。 カペーでやってる時自分のとこに兵士増加イベ…

「曹操の墓」は捏造?

以前、「曹操の墓」真がん論争沸騰…DNA鑑定論もという報道が流れ、本物だったら興味深いと思っていたのですが、予想通りというか続報が出てました。公式認定“曹操の墓”に「待て、これは何かのワナだ」の声=中国それによると、 「曹操の墓」と公式に認定…

レコンキスタをどう再現するか

軽量版を作成していて難しいのがイベリア半島でのムワッヒド朝の快進撃をどう調整するかです。 理想としてはキリスト教国と一進一退を繰り返しながら、最終的にはレコンキスタ完遂となって欲しい。実際、下手くそな自分でカスティリャでプレーしてみたら、コ…

「ならぬことはならぬものです」

たまには中世から離れて、幕末物なども読んでます。司馬遼太郎はほぼ読破しているので、幕末の概略は理解してます。そこから知識を広げていっていろいろ物色してますが、最近お勧めなのがSIDOOH ―士道― 1 (ヤングジャンプコミックス)作者: 高橋ツトム出版社/…

足利尊氏までの足利家

足利家で有名な人物といえば足利高氏(尊氏)に始まるわけですが、鎌倉時代でも、源氏の流れをくむ有力豪族として君臨していました。執権北条家とも絶妙な距離感を保ちながら、時に協力し時に反発しながら、鎌倉幕府滅亡まで力を蓄え、倒幕に積極的な役割を…

ヴァイキングの北米到達

着々と軽量版を作成中です。中南米地域の12世紀を調べ始めると、11世紀のヴァイキングがグリーンランドと北米に到達していたらしいことが分かってきました。ヴァイキング―海の王とその神話 (「知の再発見」双書)作者: イヴコア,Yves Cohat,久保実出版社/メー…

トルテカ・マヤ時代

ユーラシア大陸からは外れてますが、12-14世紀の中南米はどうなっていたのだろうと、気になって読んでみました。メキシコの歴史 (ケンブリッジ版世界各国史) [ ブライアン・ハムネット ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 旅行・留学・アウトドア > 旅行ショ…

あらためてAUTO観戦してみる

ありがたいことに以前、ニコニコ動画で「蒼き狼1189」のオートプレイを紹介いただきました。 <【戦国史】蒼き狼1189を観戦してみた>今更あらためてこれを見ていて気がついたことが、 意外な勢力が拡大することがある。 全国統一のスピードが速すぎる。 包…

アイヌにもいろいろある

図書館でずらっと並んだ都道府県毎の地域史。かなり詳細に書き込まれているので、情報が足りない「北海道」から手に取ってみた。北海道の歴史 (県史)作者: 田端宏,船津功,桑原真人,関口明出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 2000/09メディア: 単行本 クリッ…

最古の石器使用跡

「最古の石器使用跡か、エチオピアで340万年前の骨発見」記事によると、 エチオピア北部アファールにある約340万年前の地層から、石器の痕跡が付いた動物の骨の化石を発見。これまで考えられていた石器の使用開始時期を100万年早める発見。 発見された…

マラバル海賊

インド周辺の情報が少ないため、暫定的に勢力として登場させていたマラバル海賊。 インド西岸のマラバル海岸(ボンベイ〜コチン間の沿岸部)一帯で跳梁した海賊集団。18世紀、マラータのアングリア家に率いられ、およそ60年の長きにわたりイギリス東インド会社…

中世の渤泥

東南アジアの中世史を調べるのは、事の外骨が折れます。これまで全く情報がなかったブルネイについてヒントになるコメントをいただきました。 1225年頃成立したと言われる中国の地理書「諸蕃志」には渤泥(ブルネイ)が首都は一万人以上、14州を治めていた。 1…

ストーンヘンジは「双子」だった?近くに新たな遺跡発見

【7月23日 AFP】英南西部ウィルトシャー(Wiltshire)にある、巨石が円形に並んだ古代遺跡ストーンヘンジ(Stonehenge)の近くで、同じような円形の木製構造物の痕跡が見つかったと、英バーミンガム大(University of Birmingham)などの研究チームが22日明…

国宝級「中尊寺経」一部 左京・檀王法林寺の経典2巻

京都市左京区の檀王法林寺に伝わる経典「集諸経礼懺儀(じゅうしょきょうらいさんぎ)」(上下2巻)が、平安時代後期に奥州藤原氏が作らせた経典「中尊寺一切経(いっさいきょう)」の一部であることが22日までに、仏教研究者らの調査で分かった。紺色の…

蒼き狼1260『狼の血脈』軽量版(ver0.01)制作中

細々と続けてきた『蒼き狼』シナリオですが、多数のプレーヤーさんから指摘されているように、「重すぎてゲームにならんじゃコラ!」という状態にはまっています。本体の思考ルーティンが大幅に改善・高速化されない以上、これ以上詰め込んでもテストプレー…

中国の王朝の変遷、気候の寒冷化が影響か 研究成果

その結果、農業を基盤としていた後漢(25〜220)や唐(618〜907)、北宋(960〜1127)、南宋(1127〜1279)、そして明(1368〜1644)の王朝の崩壊はすべて、低気温もしくは急激な気温低下と密接に関係があると結論づけた。気温の低下は中国の王朝を食糧不足…

藤水名子『紅嵐記』

元末明初を舞台とした歴史小説。紅嵐記(上)作者: 藤水名子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/04/26メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見るモンゴル武門の名家に生まれながら、出奔し料理人を目指すサカルが、元末明初の動乱に…

久慈光久『狼の口ヴォルフスムント』

友人が勧めていた久慈光久『狼の口ヴォルフスムント』を読了。狼の口 ヴォルフスムント 1巻 (BEAM COMIX)作者: 久慈光久出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2010/02/15メディア: コミック購入: 16人 クリック: 175回この商品を含むブログ (60件) を見…

「インドの『奴隷王朝』―中世イスラム王権の成立」

インドの『奴隷王朝』についてはなかなか邦語文献探しに困る。これは未読なので、図書館でもいって探してみますわ。インドの「奴隷王朝」―中世イスラム王権の成立作者: 荒松雄出版社/メーカー: 未来社発売日: 2005/12/01メディア: 単行本 クリック: 6回この…

幸村誠『VINLAND SAGA』

いままで全くのノーマークでしたが、こんな歴史系漫画が出ていたんですね。ヴィンランド・サガ(1) (講談社コミックス)作者: 幸村誠出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/07/15メディア: コミック クリック: 30回この商品を含むブログ (178件) を見る11世紀…

エリザベス・ワーナー『ロシアの神話』

ロシアの神話 (丸善ブックス)作者: エリザベスワーナー,Elizabeth Warner,斎藤静代出版社/メーカー: 丸善発売日: 2004/02メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見るルーシがキリスト教化される以前から、東スラブ人が信仰していたホ…

「ユーラシア・レジェンド」

某所で、元〜明建国期のユーラシアを舞台にした歴史シミュレーション「ユーラシア・レジェンド」なるものが紹介されていました。後ほど紹介したいと思います。

「蒼き狼の血脈」

バイバルスとバトゥが登場する作品。現在、捜索中。アラブ地域の情報は足りないので貴重。蒼き狼の血脈作者: 小前亮出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/11/25メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (5件) を見る

大航海時代データベース

大航海時代データベースやや時代は異なるが、交易拠点の設定に役に立ちそう。大航海時代 Online ~El Oriente~ (「限定シリアル入り神話カード (5枚) 」同梱) - PS3出版社/メーカー: コーエー発売日: 2009/12/15メディア: Video Game クリック: 51回この商品…

全国のイベント&おでかけスポット情報|ウォーカープラスカンヌ国際映画祭オープニング作!『ロビン・フッド』でラッセル・クロウが英雄を熱演!

伝承が多いロビンフッドについての情報を仕入れられるかも。チェックしておきたい。

「義経北行説を検証する」

衣川の戦いに敗れ敗死したとされる源義経が蝦夷地に逃れたという伝説がありますが、「義経北行説を検証する」に詳しく書いてます。あとでチェックします。