チンギスハン墓は四川に?

チンギスハン墓は四川に? 末裔証言、中国も調査開始

 【北京共同】世界史上の大きな謎となっている、13世紀にモンゴル帝国を築いたチンギスハンの陵墓の所在について、末裔とされる中国大連在住の女性が「陵墓が四川省カンゼ・チベット族自治州にある」と民間の歴史研究者に証言、現地調査でも証言と一致する洞窟が確認されたことが28日までに分かった。

 埋葬地は盗掘を避けるため極秘にされたといわれ、モンゴルや中国内モンゴル自治区など諸説あるが今も不明。確認されれば大発見となるため中国の関係部門も9月、調査を開始した。

 北京在住の研究者、テムチラさん(54)によると、証言したのはチンギスハンの34代末裔とされるモンゴル族女性、ウユンチチガさん(80)。陵墓の場所は口頭で先祖代々伝承され、4年に1度は身内だけでお参りを続けてきたという。

 現場は山間部にある洞窟で、末裔は、中に当時の戦利品や書籍など多数の財宝が埋蔵され、洞窟内にある複数の穴の一つにチンギスハンがミイラ化した状態で保存されていると話しているという。証言に基づきテムチラさんが昨年7月、現地を調査、洞窟の入り口を確認した。

 定説ではチンギスハンは西夏(現在の寧夏回族自治区甘粛省付近)攻略後の1227年、六盤山(現在の甘粛省・清水県)で死亡したとされる。ウユンチチガさんの家族によると、チンギスハンは西夏ではなくチベットを攻め、思茅(雲南省)で死亡、遺体を中心都市カラコルム(モンゴル)へ運ぶ途上で山中に埋葬したという。

西夏攻略戦中に六盤山になくなっていたと思ってましたが、チベット攻めの途中に死んだということなんですかね。真偽のほどは陵墓を発見できれば判りますね。楽しみです。