ジュチの子孫たち

北西モンゴル

モンゴル族のジュチの子孫たちのデータを全て入れました。

予想通りというか、生没年が分かってない人物ばかりです。ハーンになった人物くらいは没年が分かるのですが、他は「ジュチの子」とか「オルダの子」とかばかりです。私の場合、「〜の子」なら親の年齢−20〜30歳くらいで適当につけてます。性格的に年齢不詳で「--」になるのは何となく寂しいもので。データを入力していてつじつまが合わなくなることもしばしばです。

ジュチとその子供たちのを紹介してみます。何でもジュチには14人の子供がいたそうで全員は紹介できませんが、シナリオには全て登場させます。これでジュチ=ウルスの後継者は問題ないですね。

  • ジュチ

1177-1225年。ジョチ・ウルスの始祖。チンギス・ハーンの長男。母ボルテが懐妊中にメルキト部に略奪され、ワン・ハーンの尽力で帰ることができたが、生まれた長男には「客人」を意味するジュチと名づけられ、出生の秘密がつきまとった。西征に際してはホラズムを囲み、さらに南ロシアの地を征服し、二度とモンゴルに戻ることなく、この地に封ぜられ、キプチャク=ハン国の祖となった。病からモンゴルに戻らず、父チンギス=ハーンからも反乱の疑惑をかけられた、討伐軍が差し向けられそうになったが、病は本当で病没した。

  • オルダ

キプチャク=ハン国の王族。ジュチの長子。病弱であったため、家督は弟のバトゥが継いだ。父の死後、弟のバトゥと軍隊を分け合い、シル河北方の地域を治めた。オルダの子孫は白帳汗家とよばれ、バトゥのキプチャク=ハン国からは形式上独立していた。しかし、白帳汗家の当主はキプチャク=ハン国のハーンを宗主として戴き、実質的には白帳汗家はキプチャク=ハン国の有力諸侯として存在していた。

  • バトゥ

1207-56年。キプチャク=ハン国の初代ハーン。ジュチの次男。1236年からのヨーロッパ遠征で総司令官を務めた。翌1237年のキプチャク族攻撃を皮切りにルーシ方面に侵攻、38年にはウラディミール公国とその周辺を攻略し大公ユーリー2世を撃滅。40年にはロシアの最大都市キエフを破壊した後ポーランドに侵攻、41年4月は軍別働隊がワールシュタットでドイツ・ポーランド連合を撃破して司令官ヘンリク2世を戦死させた一方、バトゥ本隊はその2日後にモヒ平原でハンガリー王ベーラ4世に大勝しハンガリー本土を蹂躙した。翌1242年ハンガリーの完全平定が成る直前にオゴタイ=ハーンの訃報を受け、大挙して帰国。その征服地は殆どバトゥの領土となりキプチャク=ハン国の基盤が築かれた。オゴタイ没後のクリルタイにはグユク擁立に反対して参加せず帝国内乱の危機を招くがグユクの急逝により回避され、その後継者にはトゥルイ家の盟友モンケを推挙してクリルタイを強行開催し彼をハーンに就けた。自らは黒幕に徹し帝国の西半分における実力者という実を取る事でバトゥはジュチ=トゥルイ家連携による帝国の再編成に大いに貢献したといえよう。西征で得た領土の経営にあたり、ボルガ河下流サライに都を構えキプチャク=ハンを称し兄弟を白帳汗・青帳汗に任じて東部と北部を統治させた。

  • ベルケ

?−1266年?年。キプチャク=ハン国第4代ハーン(在位:1257年-1266年)。ジュチの第三子。新都ベルケ=サライを建築したことで知られる。13世紀当時のモンゴル人の中では珍しい、敬虔なイスラム教徒。甥ウラグチが没すると、簒奪に近い形でハーン位を獲得した。即位直後にキプチャク=ハン国に従属していたロシア諸侯が反旗を翻すも、軍を差し向けてこれを壊滅させる。さらに、キプチャク=ハン国への攻撃を企てる近隣諸国への警告としてポーランドへ侵攻し、同国北部の町や村落をことごとく破壊して東欧諸国を威嚇する。その後西部ロシア・クリミア半島コーカサス山脈の北麓一帯のステップに領土を広げ、トラキアブルガリアへも数度侵入してキプチャク=ハン国の基盤を固める。しかし、盟友であるイル=ハン国のフラグとの仲が決裂すると、キプチャク=ハン国の拡大に歯止めがかかる。フラグがバグダードで破壊活動を行ったという報告を聞くと敬虔なイスラム教徒であるベルケは激怒し、1261年から南カフカスの所有権を巡ってイル=ハン国との抗争が始まる。また、イル=ハン国との戦争の際にマムルーク朝のバイバルスと同盟を結んでおり、エジプトと盛んに交易を行い、イスラムの建築家をベルケ=サライに招き多くの施設を建設した。

  • その他

ベルケチェル(四男)、シバン(五男)、タングト(六男)、ボアル(七男)、チラウカン(八男)、ソンコル(九男)、チンバイら(十男)、ムハンマド・ボラ(十一男)、ウドゥル(十二男)、トカ・テムル(十三男)、セングム(十四男)

ジュチの家系については、「ジョチ・ウルス(Wiki)」が詳しい。これを元にシナリオデータを書き換えないとなあ。